今回は、ふるさと納税と副業収入がある人の確定申告方法についてご紹介いたします。
近年、副業が解禁されている企業が増えたことで、ブログ運営や、YouTube、スキマ時間を活かした副業をされていると言う会社員の方も多いのではないでしょうか。
また、ふるさと納税もしていると言う人にとっては、ワンストップ特例も使えなくて、「一体どうやって確定申告したらいいの?」って思う人も多いと思います。
この記事では、ふるさと納税をしていて、本業以外に副業もしていて確定申告をすると言う方向けに、パソコンで確定申告をする方法についてご紹介して行きます。
- 昨年ふるさと納税をしている人
- 副業で20万円以上利益がある人
- パソコンで確定申告をする方法を知りたい人
画像付きで紹介していくので、これから、確定申告をすると言う方は参考にしてみてくださいね。
目次だよ
- 1 確定申告を始める前に準備するもの
- 2 e-TAXで確定申告書類を作成する手順を紹介!
- 2.1 1国税庁のHPへアクセスする
- 2.2 2画面が切り替わったら下にスクロールする
- 2.3 3確定申告書等を作成するをクリックする
- 2.4 4確定申告書等作成コーナーをクリックする
- 2.5 5作成開始をクリック
- 2.6 6提出方法に関する質問
- 2.7 7利用者識別番号等の入力
- 2.8 8申告書等を作成するをクリックする
- 2.9 9作成したい申告書等の作成をクリックする
- 2.10 10所得税をクリックする
- 2.11 11次へをクリックする
- 2.12 12本人情報の入力
- 2.13 13下にスクロールしてチェックする部分
- 2.14 14給与所得をクリックする
- 2.15 15入力する(年末調整済み)をクリックする
- 2.16 16年末調整済みの源泉徴収票の入力をする
- 2.17 17全部入力したら「入力内容の確認」をクリックする
- 2.18 18入力した内容が間違っていなければ入力終了をクリックする
- 2.19 19雑所得(副業収入)を入力していく
- 2.20 20+雑所得を入力するをクリックする
- 2.21 21副業収益情報を入力していく
- 2.22 22支払い者情報を入力する
- 2.23 23入力した収入金額を確認する
- 2.24 24入力が終わったら入力終了をクリックする
- 2.25 25収入所得の入力➡︎次へをクリックする
- 2.26 26控除の入力
- 2.27 27ふるさと納税の寄附金控除の入力
- 2.28 28証明書等の内容を入力するをクリックする
- 2.29 29赤枠部分の情報を入力する
- 2.30 30入力金額の確認
- 2.31 31各情報の入力が終わったら「次へ」をクリックしましょう。
- 2.32 32控除の入力2ページ目に切り替わる
- 2.33 33各情報の入力が終わったら次へをクリックする
- 2.34 34計算結果の確認と納付金額の確認
- 2.35 35金額に間違いがなければ次へをクリックする
- 2.36 36納税方法の選択
- 2.37 37住民税の徴収方法は「自分で納付」にすること!
- 2.38 38個人情報の入力
- 2.39 39最後まで入力したら「次へ」をクリックする
- 2.40 40マイナンバー情報の入力
- 2.41 41申告書等を表示するをクリックして入力データをダウンロードする
- 2.42 42次へをクリックして「送信する」をクリックする
- 3 副業収入があってふるさと納税をした方の確定申告方法:まとめ
確定申告を始める前に準備するもの
確定申告をするのに必要なもの
- 昨年の売上と経費、利益合計がわかるもの
- 源泉徴収票
- マイナンバーカード
- ふるさと納税の寄附金受領証明書
昨年の売上と経費と利益がわかるもの
まずは、昨年の売上と経費と、利益がわかるものを用意しましょう。
ブログ収入だったり、YouTube収入がある人は
①去年1年間の売上金額:〇〇円
②去年1年間の経費金額:〇〇円
この2つが必要になるので、GoogleのスプレッドシートやExcelを使って、まとめておきましょう。
確定申告で必要になるのは、年間の売上金額と経費金額ですが、例えば①の売上金額なら月毎に分かったほうが、後から振り返りやすいので、月毎にまとめておくのが良いでしょう。
また、②の経費金額は、何をいくらで購入したのかがわかるようにしておいて、最後に合計金額がわかるようにしておくと良いでしょう。
イメージで言うとこんな感じです。
月 | 売上金額 | 経費金額 |
1月 | 1万 | 2000円 |
2月 | 9000円 | 2000円 |
3月 | 1万1千円 | 2200円 |
みたいな感じでわかるように書いておきます。
ちなみに売上金額は、収入をもらっている箇所が違うなら、会社ごとに記入しておきましょう。
売上金額から経費を引いたものが利益になります。
最終的に必要なもの
- 売上金額:○○円
- 経費金額:〇〇円
- 利益金額:〇〇円
こんな感じに最終的に金額がわかるようにしてくださいね。
よくある質問
会社の源泉徴収票
続いて必要になるのが源泉徴収票。
会社で働いていると、11月か12月くらいに年末調整ってやると思うんですが、その後に発行されるのが源泉徴収票。
会社によって紙で配布されたり、最近だと電子でもらって印刷して自宅で保存なんてことがあると思います。
確定申告するときに必要になるので、必ず用意しておいてくださいね。
よくある質問
マイナンバーカード、またはマイナンバー通知カード
続いて必要になるのが、マイナンバーカードです。
裏面の個人番号を入力しますので、こちらもご用意してくださいね。
ふるさと納税の寄附金受領証明書
ふるさと納税をすると、寄附金受領証明書と言うものが、郵送か、WEBで発行されていると思います。
ふるさと納税で、返礼品を購入するときにチェックしていると思いますが、届いているなら、証明書を用意してください。
もし、寄附金受領証明書を紛失してしまった方は、自治体に問い合わせすることで再送してくれるのでメールにて問い合わせしてみてくださいね。
e-TAXで確定申告書類を作成する手順を紹介!
それではここからは、パソコンを準備していただいてe-TAXを使って確定申告をして行きます。
画像の通りに入力していってくださいね。
1国税庁のHPへアクセスする
e-TAXで確定申告をする場合、まずは国税庁のHPへアクセスしましょう。
fa-hand-o-rightリンクはこちらからどうぞ。
毎年画面の左下に「何年分 確定申告」って言うのが、出てくると思うのでこちらをクリックします。
もしこの画面が出ていない場合は、画面中央の「確定申告書等の作成はこちらから!」って言う画像のところをクリックしてください。
2画面が切り替わったら下にスクロールする
こんな画面に切り替わると思います。
おそらく、確定申告する年によって多少の表示の違いはあると思いますが、下にスクロールしましょう。
3確定申告書等を作成するをクリックする
下にスクロールすると、上のような画面に切り替わると思います。
赤枠部分の「確定申告書等を作成する」をクリックします。
4確定申告書等作成コーナーをクリックする
赤枠部分の「確定申告書等作成コーナー」をクリックしましょう。
この画面も毎年多少は切り替わるけど、基本的には赤枠部分をクリックしていってくださいね。
5作成開始をクリック
こんな画面に切り替わるので、赤枠部分「作成開始」をクリックします。
6提出方法に関する質問
確定申告を提出する方法について聞いてくるので、赤枠部分のようにチェックして行きましょう。
おそらく、みなさんマイナンバーはお持ちだと思いますが、マイナンバーを読み取ることはしないと思うので、あとで手入力して行きましょう。
上の画像のようにクリックしていってくださいね。
提出方法の選択は、e-TAXを選びます。
ここでいうID・パスワード方式っていうのは、税務署から発行されるのですが、発行がまだの人は、その下の「ID・パスワード方式とは」をクリックしてくださいね。
ここでよくある質問
おそらく過去に確定申告をしている人なら発行していると思いますが、今年から初めて確定申告をするという方は、税務署に行って発行してもらいましょう。
7利用者識別番号等の入力
利用者識別番号等の入力をして行きます。
こちらは、先ほどの税務署から発行されたIDとパスワードを入力して行きます。
8申告書等を作成するをクリックする
赤枠部分の「申告書等を作成する」をクリックします。
9作成したい申告書等の作成をクリックする
赤枠部分をクリックします。
こちらは、毎年年度が変わって行くので年明けに画面を開いたら切り替わっていると思います。
10所得税をクリックする
一番左の、赤枠部分「所得税」をクリックする
11次へをクリックする
こちらは、データが持っている人はファイルを選択しますが、基本的にそんなことはないと思うので、「次へ」をクリックする。
12本人情報の入力
生年月日等の本人情報を入力します。
この画面であれば、生年月日の入力と、給与もあると思うので給与にもチェックを入れましょう。
13下にスクロールしてチェックする部分
さらに下にスクロールしてチェックする部分はこんな感じです。
おそらくほとんどの人は、収入は雑所得になると思います。(YouTubeも雑所得です)
また、給与所得に関する質問では、源泉徴収票も1枚になると思うので「1枚のみ」にチェックを入れます。
また、年末調整が済んでいますか?という質問は、「済んでいる」にチェック。
最後に赤枠部分「次へ」をクリックしましょう。
14給与所得をクリックする
画面が切り替わるので赤枠部分「給与所得」をクリックします。
15入力する(年末調整済み)をクリックする
赤枠部分「入力する(年末調整済み)」をクリックします。
16年末調整済みの源泉徴収票の入力をする
ご自身の源泉徴収票を確認しながら、Aから順に入力して行きます。
- Aは支払い金額
- Bは源泉徴収税額
っていう感じで入力をしていってくださいね。
17全部入力したら「入力内容の確認」をクリックする
- Jは、「本人が障がい者」や、「寡婦、ひとり親」「勤労学生」の場合
- Kは支払者の住所=会社の住所
- Lは、支払者の氏名または名称=会社名
全部入力が終わったら赤枠部分の「入力内容の確認」をクリックします。
18入力した内容が間違っていなければ入力終了をクリックする
今まで入力した金額が表示されるので、源泉徴収票の金額と間違っていないか確認します。
問題がなければ赤枠部分「入力終了」をクリックしましょう。
19雑所得(副業収入)を入力していく
上の給与所得が「入力あり」になったと思います。
今度は、その下の部分の赤枠、「雑所得(業務)」をクリックしましょう。
20+雑所得を入力するをクリックする
赤枠部分「雑所得を入力する」をクリックしましょう。
21副業収益情報を入力していく
- 種目:その他
- 種目(その他):広告収入
- 業務に回答しますか?:該当する
- 現金主義による所得計算の特例の適用を受けますか?:受けない
- 収入金額:副業収入を入力(収益を得た会社ごとに)
- 必要経費:通信費やPC代など
上からこんな感じに入力していきましょう。
注意することは、ブログ収入などの場合、ASPごとに入力した方がいいかなぁくらいです。
例えば、A8netとアドセンスを使っているなら、A8netとアドセンスで分けて入力するんですが、税務署の方に聞いた時は、まとめても大丈夫ですよくらいだったので、自分が分かるようにしておけばいいんだと思います。
22支払い者情報を入力する
一番下の支払い者の所在地または所得の生ずる場所は、支払ってくれる会社の住所を入力。
支払い者の氏名または名称は、支払い先の会社名を入力します。
ちなみにアドセンスの場合は
これを入力しましょう。
ただし、住所がわからない場合は不明でもいいとのことでした。
最後に赤枠部分「入力内容の確認」をクリックしましょう。
23入力した収入金額を確認する
先ほど入力した金額が表示されますので、内容が間違っていないか確認しましょう。
ここで「雑所得を入力する」をクリックすることで、会社ごとに金額を入力することができます。
24入力が終わったら入力終了をクリックする
前々年分の雑所得の収入金額は、「1000万円以下」をクリックします。
こちらは、一昨年の収入金額が1000万円以下なら画面のように入力してくださいね。
最後に、「入力終了」をクリックしましょう。
25収入所得の入力➡︎次へをクリックする
ここまでで給与所得(源泉徴収票)の入力と、雑所得(副業収入)の入力が完了しました。
赤枠部分の「次へ」をクリックします。
26控除の入力
次は控除情報の入力です。
社会保険料を支払った方や、小規模企業決済などの掛金を支払った方などは、各情報を入力していきましょう。
27ふるさと納税の寄附金控除の入力
下にスクロールしていくと、ふるさと納税などの寄附をした方という項目があるので、赤枠部分「寄附金控除」をクリックしましょう。
28証明書等の内容を入力するをクリックする
赤枠部分「証明書等の内容を入力する」をクリックし、寄附金の情報を入力していきましょう。
29赤枠部分の情報を入力する
上から赤枠部分の情報を入力していきます。
ここで最初に準備した、ふるさと納税をした際に郵送される寄附金受領証明書が必要になるので、受領証明書を見ながら入力してくださいね。
30入力金額の確認
寄附金情報を入力すると、金額などの情報が表示されるので間違いがないか確認しましょう。
間違いがなければ赤枠部分の「入力終了」をクリックします。
31各情報の入力が終わったら「次へ」をクリックしましょう。
各情報の入力が終わったら次へをクリックします。
32控除の入力2ページ目に切り替わる
今度は2ページ目に切り替わります。
こちらも控除情報がある方は入力していってくださいね。
33各情報の入力が終わったら次へをクリックする
各情報を入力が終わったら赤枠部分の「次へ」をクリックします。
34計算結果の確認と納付金額の確認
最後に、今まで入力したすべての金額と、納付する金額が表示されます。
特に入力に間違いがなければ、下にスクロールしてください。
35金額に間違いがなければ次へをクリックする
入力間違いがないなら、赤枠部分「次へ」をクリックします。
36納税方法の選択
最後に納付方法をどうする?っていう選択肢が出てくるので、コンビニ支払いにするのか、銀行支払いにするのかを選択します。
こんな感じの納税方法があるんですが、納税するには納税額を記入する用紙が必要なんですけど、これはご自宅に郵送される場合もありますが(昨年確定申告をされた方向け?一定条件で届くとのこと)ほとんどの人は、用紙を持っていないと思います。
用紙は、税務署に行くともらえるので、税務署で納付額を記入して支払うのがいいんじゃないかなぁと思います。
なので、ここでの支払い方法は「金融機関等での窓口納付」を選択してくださいね。
37住民税の徴収方法は「自分で納付」にすること!
住民税の徴収方法という項目があるんですが、こちらは「自分で納付」を忘れずに選びましょう。
ここが会社員が会社に副業収入があることをバレないようにするために必要な項目になります。
「自分で納付」にしたら「次へ」をクリックします。
38個人情報の入力
あとは、あなたの本人情報を入力していきます。
順番に必要情報を入力していってくださいね。
39最後まで入力したら「次へ」をクリックする
下にスクロールしながら最後まで入力したら、赤枠部分「次へ」をクリックする。
40マイナンバー情報の入力
ここで先ほど入力した、氏名と生年月日が表示されます。
その右側のマイナンバーを入力して「次へ」をクリックしてくださいね。
41申告書等を表示するをクリックして入力データをダウンロードする
これまで入力したデータをPDFファイルとしてダウンロードすることができます。
こちらは確認のためにパソコン内に保存しておくといいでしょう。
赤枠部分の「申告書等を表示する」からダウンロードしたら「次へ」をクリックしてくださいね。
42次へをクリックして「送信する」をクリックする
あとは、次へをクリックしていき「送信する」をクリックすることで、データが送信されて、上のような画面に切り替わります。
これでe-TAXでの確定申告は完了となりました。
お疲れ様でした。!
副業収入があってふるさと納税をした方の確定申告方法:まとめ
今回は、副業収入があってふるさと納税をした方の確定申告方法をご紹介いたしました。
長々とたくさんのスクショを使用して解説してきましたが、実際に必要なのは4つ
- 売上と経費、利益合計がわかるもの
- 源泉徴収票
- 寄附金受領証明書
- マイナンバー
この4つを用意することで、e-TAXで確定申告することができます。
私は、税務署にいってスクショを撮らせてもらいながら教えてもらいましたが、実際の入力は20分ほどで終わると思います。
もし、初めての確定申告で自分でやるのは不安。。っていう人は、4つの必要なものを準備して税務署に行くことで教えてくれますよ。
また、確定申告の時期は2月15日からってよく言われていますが、実際には年が明けたらいつでも来ていいそうです。
確定申告の時期になると、税務署も混み合うため、早めに行くとゆっくりと落ち着いて教えてくれるので、個人的には早めに行くほうが気楽だったりします。
初めての確定申告は、なんだか難しそう・・って思うこともあるかもですが、実際は売上金額と経費の金額、利益金額などの情報を入力していくだけなので、そんなに難しくないですよ。
ぜひこの記事を参考に入力してみてくださいね。
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