動画編集をしていると「素材として保存していた動画の容量が多くてパソコンのストレージを圧迫してきた」なんてことが出てくると思います。
僕もYouTubeに動画投稿をしていて、過去動画で使った動画素材などを外付けSSDに保存していますが、長く続けていると動画容量でSSDの容量を圧迫してくるんですよね・・。
だからと言って動画を削除するのももったいないですし、動画内で過去動画の映像として使う機会が出てくるかもしれません。
なんとかして動画の容量を圧縮する方法は無いかなー。っと探していたら、Macを使っている人ならiMovieを使えば画質を落とさずに容量を少なくすることができました。
Macを使っている人で
- 動画の容量を圧縮したい
- できるなら画質を落としたくない
- とにかく容量を減らしたい!
っていう人はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次だよ
iMovieを使って動画のファイル容量を小さく圧縮する方法
圧縮したい動画ファイルをiMovieに読み込む
まずはiMovieにデータ容量を圧縮したいファイルを読み込ませます。
今回はサンプルとしてiPhoneで撮影した動画を使います。
動画データの情報
- 撮影:iPhone11
- 撮影時のサイズ:1080P 60FPS
- 動画の長さ:53秒
- 元データ容量:87.5MB
iMovieに動画を取り込んだらタイムラインへ動画をドラック&ドロップしましょう。
fa-check-square-oiMovieへの動画の読み込ませ方などはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
fa-hand-o-right【iMovieの使い方】iMovieで動画編集!動画素材を読み込んでみよう!
ファイルサイズを圧縮して少なくする
動画を圧縮して保存するには、iMovieの画面右上の赤枠部分から「ファイルを書き出す」をクリック。
動画の書き出し設定にある赤枠部分「品質」が高いになっていると思うので「低」に変えます。
例えばこの動画の場合は「高」で書き出すと53秒で134MB(予想)になります。
ちなみにもと動画の容量は87.5MBです。
品質をクリックすると上の画像の赤枠部分のように
- 低
- 中
- 高
- 最高
- カスタム
の中から「低」を選んでクリック。
品質を「低」に設定すると書き出し後の動画容量が46.1MBになりました。
元が87.5MBなので、半分とまではいかないですがかなり圧縮できることになります。
「低」に設定したら「次へ」をクリックして動画を書き出します。
動画を書き出したらファイルサイズを確認してみよう
iMovieで動画を書き出すことができたら、ファイルサイズを確認してみましょう。
ほぼ書き出し前の予想と同じくらいのファイルサイズになっているはずです。
こんなに簡単に動画を圧縮できるなんてiMovieマジで優秀ですよね。
書き出した動画と元動画の画質を比較してみる
元動画の画質
圧縮する前の動画を切り取ってみるとこの画質です。
記事にアップするため1280×717ピクセルにサイズを下げています。
iMoiveで圧縮後の画質
iMovieで今回紹介した品質「低」にして書き出した後の動画を切り取りました。
2つを見比べてよーくみてみてください。
一瞬見た感じでは画質の違いって分からないレベルだと思います。
圧縮前の画像を拡大してみる
上で紹介した画像を少し拡大して見ました。
圧縮前の画質では少し拡大しても綺麗に映っているのがわかります。
iMovieで圧縮して拡大してみる
こちらはiMovieで圧縮した動画を拡大表示してみました。
圧縮前の動画に比べると少し画質が荒くなっているように見えます。
拡大する前は違いもわかりにくかった画質も、拡大すると違いが出て来ました。
とにかく画質を気にする人も多いと思いますが、この画質の差を気にするのか気にしないのかによって、全然使えるレベルだと思います。
動画を圧縮したら画質は下がるけど使えるの?
過去動画として使うなら全然有りなのでは
動画を圧縮して画質がどのくらい下がるのか比較してみて、画質が低下することはわかりました。
「んじゃぁ動画素材として使えないじゃん」って思うかもですが、僕的には過去動画として使うなら全然有りだと思います。
YouTubeで動画を使う場合、初めて使う動画は一番画質が良いものを使いたいです。
視聴者に見せる最初の動画なので綺麗な画質で観てほしいですよね。
しかし、「過去にこんな動画を出しました」とか「前回もこんな実験動画を出しました」というような過去動画を一瞬使う場面もあります。
そんな時用としては全然使えるのではと思います。
視聴者はスマホで見る人も多いからそこまで画質にこだわらなくても良かったりする
実は動画投稿をしていると視聴者の多くはスマホだったりします。
スマホやパソコンで視聴する人の中には、画質は最低限見れるレベルであれば気にしないのでは?と思っています。
カメラ機材を紹介するようなチャンネルだったりしなければですが・・。
自分のチャンネルの視聴者がどこまで画質を気にするのかは難しいところですが、ちょっとだけ使うような過去動画の紹介とかであれば今回くらい画質が下がっても良いのかな?と思います。
画質を落とすことなく保管していきたいなら外付けストレージを導入する
- 画質を落としたくない
- 綺麗な画質のまま動画を保管しておきたい
という人は外付けストレージを導入しましょう。
僕はこの外付けSSDの過去モデルを使っていますが、外付けHDDに比べて動作音もしないし読み込み書き出し速度も早くて「本当に外付けなの?」ってくらい快適に動画素材を管理しています。
パソコン本体のストレージが多い人でも外付けでSSDを導入すると1万円〜くらいで増築できます。僕は2018年モデルMac Book Proを使って動画編集をしているのでMac本体のストレージが256GBしかありません・・。
動画編集できるだけのパワーはあるのに動画素材を保存できないということで、外付けSSD1TBを購入しましたが動画編集で超役に立っています。
画質は下げたくないけどパソコンのストレージが無いという人は外付けストレージの検討もしてみてくださいね。
fa-arrow-circle-right参考記事
fa-hand-o-right動画編集用にSanDiskのポータブルSSD購入!外付けSSDってどうなの?
iMovieで動画を圧縮してファイルサイズを小さくする方法:まとめ
今回はiMovieを使って動画素材を圧縮しファイルサイズを小さくする方法を紹介しました。
iMovieは初心者向けの動画編集ソフトとしても優秀ですが、動画圧縮もできるので超使えます。
今回この記事で紹介するために書き出し前と書き出し後の動画の一部を切り取って比較していますが、YouTube用に動画投稿をする場合は拡大して比較するなんてこともありません。
視聴者さんがこの画質の変化に気づくのかどうかですが、チャンネルのジャンルによって視聴者がみたいものも変わってくるはずです。
商品レビューなどの視聴者でなければ個人的には気にしないかな?と思っています。
僕も普段はα6400というミラーレス一眼で撮影していますが、場合によってはGoPro HERO9を使ったりiPhoneで撮影することもあります。
ジャンルが日常系のせいか「画質落ちましたね」なんていうコメントはありません。
むしろ「大画面のTVで見ていますが画質綺麗」と言われるほどです。
iMovieで圧縮しつつ必要な動画だけ高画質のまま保存しておくというのも手ですからね。
ぜひ動画圧縮を上手に使ってパソコンのストレージを確保しつつ動画編集やってみてくださいね。
資金に余裕がある:外付けSSD
資金に余裕があって、頻繁に動画素材を保管したり読み込んだりするなら外付けSSDがお勧めです。
価格は1万円〜ですが、パソコン本体を購入時のオプション価格に比べると安く済みます。
出来る限り安く済ましたい:外付けHDD
資金に余裕が無く、出来る限り安く済ましたい人は外付けHDDもオススメです。
価格は外付けSSDより安く済みますし内蔵ストレージ量も多いのでお財布に優しい。
デメリットは外付けSSDに比べると読み込み書き込み速度が遅いという点。
とはいえ動画保管用と考えるなら外付けHDDも全然有りだと思います。
fa-check-square-oこのブログでは動画編集に役立つ記事を紹介しています。
こちらから読むことができるので合わせて参考にしてみてください。
fa-check-square-o初心者が本格的にYouTubeを始めるなら僕も使っているFinal Cut Pro Xがオススメです。