- ネットで調べたけど適応障害かもしれない
- 心療内科って気になるけどどんなところなのか知りたい
- 自分は心療内科に行っても良いのか知りたい
このページを見ているということは、少なくとも心療内科について調べて過ごしているのではないでしょうか。
- 心療内科に行っても良いのかな
- 心療内科って行ったことないけど自分なんかが行っても良いのだろうか
こんなことを悩んでいると思います。
そこで今回は、心療内科に行く事は無いと思って生きてきた僕が心療内科に行ってきたので、心療内科ってどんなところなのか?心療内科を受診して思ったことを紹介していきたいと思います。
仕事などで悩んでいる人は、ぜひ最後まで読んでみてもらいたいと思っています。
fa-check-square-oちなみに僕は医者でもなければメンタルカウンセリングに詳しい専門家でもありません。
あくまでも自分自身が心療内科を受診するにあたってネットで知り得た知識と、経験をもとに紹介していくのでご了承ください。
心療内科ってどんなところ?
何かのストレスや精神的な原因により体の体調が起きたときに行くところ
心療内科とは、何かしらのストレスや精神的な原因により体への不調が起きたときに受診する専門の診療所です。
- 最近原因不明の体調不良があるな
- 自分でもわかるくらいストレスを感じているな
こんなことを感じている人たちが、カウンセリングとして受診できる診療所が心療内科です。
心療内科を受診する目安
具体的にどんな体調不良が起きた場合に受診するのかというと
具体的な受診の目安
- 普段頭痛なんて起きないのに頭痛が酷い
- いつも元気に過ごせていたのに目眩がする
- 嫌なことを考えると吐き気がする
- 気分がすごく落ち込んでしまう
- 何も無いのに涙が突然出てくる
僕が心療内科を受診するにあたってYouTube等で見てきた、受診する目安はこんな感じでした。
頭痛や目眩、吐き気が日常的に起こっている。
そして、気分の落ち込みや涙が出てくるってなってくると、それはもう体の限界サインなので受診した方がいいでしょうっていう判断になるようでした。
もしこの記事を読んでいて
- 仕事のことを考えると憂鬱になる
- 気分がすごく落ち込む
- やる気が出ない
- 何もしていないのに涙が出る
こんな人は心療内科への受診を本気で考えるべきだと考えます。
心療内科に行ってみて思ったこと・心療内科はこんなところだった
心療内科に行く前に:心療内科はほぼ予約制!当日行っても診てもらえない
心療内科はほぼ予約制です。。
本当に限界になるまで頑張ってしまうと、いざ心療内科に行こうとしても予約が取れないため診察してもらう事は難しいと思います。
っというのもネットで調べてみると出てくるんですが、近年心療内科を受診する方は増えています。
- もう限界だから今日行きたい
- いますぐ診てもらいたい
こんなことを思っても、すぐに診てもらえないんです。
これは心療内科の口コミを見ると「どこも予約でいっぱい」「何時間も待たされた」なんていう口コミが出てくると思います。
本当はすぐに受診したいのに、当日に受診することはかなり難しいのです。
そのため、このまま仕事を続けたら心療内科行くしかない!と思ったらすぐに予約しておいてくださいね。
心療内科に行ってみて:すごく静かで落ち着ける場所
心療内科に行ってみて最初に感じた事は、待合室がすごく静かで落ち着ける場所でした。
心療内科の雰囲気など
- カフェのような待合室
- 待合室のBGMがとにかく落ち着けるBGM
- ティッシュが置かれている
僕が受診した心療内科はこんな感じでした。
まず入り口から入って問診票を記入するまですごく緊張していたんですが、問診票を書きながら院内を改めてみるとカフェのような待合室でした。
椅子とテーブルが置かれていて、テーブルの上にはティッシュが置かれていました。
待合室にはジブリ作品「千と千尋」の音楽が流れていて、なんだかすごく落ち着ける空間だなぁという印象があります。
当然僕自身も精神的に不安定だったこともあって、泣きながら問診票を書いて提出しました。
あんなにバリバリと仕事をしてきたはずなのに、こんなにも脆く、涙が止まらなくなるんだ。と思いつつもいっぱい泣きました。
多分このとき待合室にいた他の方から見たら
- わかるわかると思った方や
- この人も辛かったんだな
- いきなり泣き出したけどこの人大丈夫か!
っと思った方がいたと思います。
普通に考えたら外に出て泣くことを経験する人は少ないと思うんですが、このときは人前で泣くことを我慢できるレベルじゃくて涙が勝手に溢れ出ていました。
心療内科は医療器具で診察ではなく話し合いの場
問診を書き終え、いよいよ自分の番になり心療内科の先生とご対面です。
- 心療内科ってどんなことをするんだろう?
- メンタルの検査ってどんなことをするんだろう?
- どんなことを話すんだろう?
初めて心療内科を受診するという方は、この辺のことすごく不安ですよね。
実際に僕が受診した心療内科ではこんな感じの流れでした。
- 今日はどういう理由で受診したのか
- 今の状態になる原因はあったのか
- 今の体に起きている症状などはあるのか
- 解決するためには
僕は心療内科に行く前に、職場の産業医の先生と面談をして紹介状を書いてもらっています。
しかし、もう一度「今日はどんな理由があって受診したのか」を本人の口から説明しました。
先生と話す部屋の中は、医療器具などは無く、先生と一対一で話す場所のようなイメージです。
机とテーブルが置かれていて、ありのまま今の自分に起きていることを全部話します。
心療内科で僕が話したこと:受診した理由と原因について
心療内科を受診した理由
- 職場で人事異動があった
- 異動した部署が長時間労働確定の部署だった
- 上司のパワハラが酷く仕事に行くことが怖かった
- 社内で相談できる相手もいなくて産業医に相談した
心療内科の先生に僕が話した事はこんな感じです。
実は社内で人事異動があり、異動した部署に異動をしてから1週間ほどで僕は壊れてしまいました。
理由としては、異動した部署が長時間労働が確定の部署だったのです。しかも、上司のパワハラが酷く精神的にも苦痛で辛い毎日を過ごしていました。
「仕事で残業なんてよくあることだし、パワハラだって日常的にあることだよ」
「うまく周りに愚痴りながらストレス発散するしかないよ」
なんていう人もいると思います。
しかし、異動した部署は、今まで面識のない方達ばかりだったので相談できるというわけでもなく、逃げるように産業医との面談を希望していました。
「どうして産業医なの?」っと思う方もいると思うので、紹介すると、僕自身職場のストレスチェックで高ストレスを毎年更新していたのです。
産業医の方からは「これ以上ひどくなるようなら休職するしかないかもしれないね」と言われていたので、産業医の先生になんとか時間を作ってもらって相談しました。
心療内科ではそのことを、もう一度話していき先生に現状を説明しました。
fa-check-square-oストレスチェックで高ストレスと診断され、産業医と初めて面談をした時の記事はこちらで紹介しています。
fa-hand-o-rightストレスチェックで高ストレス判定!産業医との面談って何話すの?
心療内科で僕が話したこと:体に起きている症状
次に心療内科で先生に話した事は、体に起きている症状です。
具体的には
受診した時に起きていた体への症状
- 頭痛、目眩、腹痛
- 寝過ぎてしまう
- 眠りの途中で何度も起きてしまう
- 動悸がする
- 寝ても寝ても疲れが取れない
- やる気が起きない
- 何もしていないのに涙が出てくる
今まで元気に仕事に向かっていたし、仕事が嫌だなっと思う事はあっても、この時はとにかく自分でもわからないくらい体に不調のサインが出ていました。
仕事に行くはずなのにギリギリまで寝過ごしてしまったり、朝起きると心臓がバクバクしていたり。
予定より早く起きてしまって不安になってしまったり、寝ても寝ても疲れが取れず仕事をする気になれませんでした。
仕事の帰り道には勝手に涙が出てきてしまって、これはもう本当にダメだ。とも思いました。
普段なら起こるはずがない体の不調の症状を心療内科では先生に話します。
解決に向けて:体は限界!休職するしかない!
一通り話終えた後は先生はこう言いました。
今日あなたが産業医の方からいただいた紹介状には「しばらく休養を取った方がいいと私は思います」「本人には休職を勧めましたが、あなた(心療内科の先生)の判断はどうでしょうか」と書かれていたのです。
そして心療内科の先生はこう言いました。
- 今のあなたは上司と顔を合わせることが怖いんです
- 新しい仕事を頑張ろうと思わないでください
- 今のあなたは働けません
- 医師としてあなたをこれ以上働かせられません
- 休むしか方法はないと思います
心療内科の先生からはこんな感じに伝えられました。
いよいよ僕の休職が確定した瞬間でした。
そして先生はこんなことも話してくれました。
- 今のあなたは限界を迎えています。
- こんなにもたくさん体調不良のサインが出ています
- この状態が続けられるのは約1ヶ月です
- それを超えたら今のあなたに戻るのは難しくなります
- 何も考えずに休んでください。
「僕がもっと頑張れば働けるんじゃないか」っと先生に伝えたところ、先生はこんな感じで話してくれました。
- 今休めばきっと良くなる
- だけどここで無理をしてしまうと治るのに時間がかかる
- とにかく休んでください
っというように言ってくれました。
今思うと、ここまで精神的に追い込まれているのにまだ働こうとしていた僕もどうかしていたんだと思います。休職する事は悪いことではないので、無理する前に休んでいいんですけど当時の僕は休んだらみんなに迷惑がかかると思っていたんです。
今考えるとこの時の僕は、異常な判断をしていたと思います。
診断名は適応障害
最後に、僕に下された病名は適応障害というものでした。
適応障害とは具体的にいうとこんな感じです。
自分の置かれた環境に上手くなれることができず、不安感や抑うつな気分、不登校、出勤拒否、対人トラブルなど、様々な症状、問題が出現し、社会生活に支障をきたす状態です。
僕の場合、人事異動を命じられて新しい環境に上手くなれることができず、出勤拒否や対人トラブルなど様々な症状が出ていたということなんだと思います。
おそらく一般的には、その日のうちに診断書を書いてもらう事は滅多にないらしいんですが、産業医の面談もあったおかげで僕はその日のうちに診断書を書いてもらいました。
これで翌日から休職ということになります。
先生に感謝をし、待合室に戻ってからも涙が止まらなかったです。
心療内科に行くべき人はどんな人?
最後に、心療内科に行くべき人について紹介していきたいと思います。
心療内科に行くべき人はこんな人
- 食欲がない
- 眠れない
- 仕事の能率が明らかに落ちている
- 理由もなく涙が出る
- 怒りっぽい
- 家族や上司から休むように言われている
- 原因不明の体調不良がある
- 集中力が欠けて仕事でミスが増える
- 休んでも休んでも疲れが取れない
- やる気が出ない
- 仕事のことを考えると無性に不安になる
もしこんな症状が出ている人は、間違いなく心療内科に行くべきだと考えます。
最初は「僕なんかが、私なんかが心療内科に行っていいのかな」って考えると思うけど、上で紹介したような症状が出ているなら心療内科に行ってください。
特に何もしていないのに涙が出てくるようなら、体のかなり危険なサインだと思ってくださいね。
最寄りの心療内科をネットで調べてすぐに予約を取って受診した方がいいと僕は考えます。
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